「シネマノート」  「Polymorphous Space」  メール:tetsuo@cinemanote.jp

「シネマノート」の由来・変更歴


由来
「シネマノート」は、もともとは、『スポーツ報知』の映画コラムを書くときに、字数制限で書ききれなかったことをメモするために1997年に始めました。当時は、1995年秋に「anarchy.k2.tku.ac.jp」というURLで開始したわたしのサイトのなかに間借りしていました。その後、誰も読んでいないという気がして、「もうやめます」と書いたところ、数名の方から「やめないでください」というメールをいただき、それに励まされて続けることになりました。
2000年をすぎるころから、読者数が増え、あちこちリンクされるようにもなりました。とりわけ「業界」の方がよく見てくださり、はげましの言葉をいただく機会も増えました。そうしたリスポンスに力づけられ、デザインや内容を折にふれて改善してきました。
リスポンスが増えるにつれ、基幹のサーバが年に何度かメインテナンスで休止するたびに、読者から「どうしたんだ?」というメールが来るので、対策の必要を感じ、2004年の秋から独立のサイト(cinema.translocal.jp)をつくることにしました。その機会に、「anarchy.k2.tku.ac.jp」のほうも、「anarchy.translocal.jp」として独立しました。そして、さらにその後、「cinemanote.jp」というドメインを獲得し、いまのサイトとして、わたしの英語サイトからも完全独立のサイトとしていまにいたっています。
履歴

◆【2015-03-15】昨年、紙メディアとのねじれた関係から、このサイトに距離を置き、その分、ブログ形式の書き込みに入れ込むというまさにねじれた状態に巻き込まれた。が、既存のものがいやで、手書きのウェブをやってきたのだから、たちまち既製品の組み合わせで成立するブログ形式に飽きてしまった。今回、そうしたブログを全部撤廃し、データは「雑日記」に併合した。
◆「雑日記」にも書いたように、転機は、「2015年第87回アカデミー賞の顛末」を書くなかで起きた。外面的には大した変化ではないが、これまでのページをCSSで書き直すことにしたのだ。これは、いい気分転換だった。その勢いに乗じて、「雑日記」を復活。「シネマノート」の古いデータもCSSで書き換えようと思う。

◆【2014-09-27】もともと発作的に変更をくわえてきたこのサイトですが、もうすっかりこの形式に飽きてしまったので、折にふれて【特集】や【ウ・トポス】サイトへの書き込みをのぞき、【シネマノート】をアルカイヴ化しようと思います。今後、アルカイヴとしてデーターベース的に有効につかえるように改善するつもりですが、《いま見たばかりシネマノート》のノリの書き込みは、ここにはしないつもりです。新作は見続けていますので、それについては、別の方式で発表したいと思います。
◆【2013-04-14】先週からトップページを少し変えたら、書き進められる気配がしてきた。ある時期から試写で見た作品名に星評価をつけたものを載せるようにしたが、これに短いコメントを付け、興が進んで<ノート>まで書けたものはそれにリンクするという形にしたのだ。その代わり、月々の公開順のリストはやめることにした。そういうのは、ほかにもっと便利なのがいくらでもあるだろう。というわけで、スタイルが決まったので、当面は続けられそうである。

◆【2013-04-01】熱心な読者にはもうしわけないが、このごろ、わが《シネマノート》の記事が波乱模様になっている。続きが途切れたり、論評すべき作品がされていないといった傾向がある。これは、ひとえにわたしの怠慢にあるが、その根源は、簡単に言うと、使っているエディターと自分で作ったテンプレートに飽きてしまったということにある。試写を見てすぐに発作的に書ける環境があればいいのだが、既存のブログやSNSを拒否しているために、それを自分でDIY的に用意しようとして、無駄な時間が流れているのだ。
いま、"microblogging"という言葉がはやりで、TwitterやFacebookを使わなくても、Twitter-like、Facebook-likeなプログラムがたくさんあるのだが、試してみると、実に"like"であって、極端な差異がない。なんか、おもしろいツールはないものか、と思っているうちに、日々見ている試写のメモを書く機会を失ってしまう。
こういうネットばなれと反対に、『キネマ旬報』の連載《ハック・ザ・スクリーン》のような、紙メディアに書くほうは、熱が入っている。端的にこちらは面白いのだ。そのため、紙メディアに書くのとダブるのをおそれ、そこに書く可能性のある作品については《シネマノート》に書くのを保留しているうちに、書かず仕舞になるという傾向もある。困ったものだ。
一番いいのは、既存のSNSに依存しないで、発作的に書けるサイトを早く作ることだが、PHP/MySQLで書かれたプログラムをあれこれテストすればするほど《シネマノート》を書く時間がなくなるという悪循環をだられないでいる。

◆【2012-09-16】もっと早く書くべきだったが、6月から、シネマノートを Freeplaneというマインド・マップのソフトで書くようにした。このソフトは、もっと使い道があるが、当面は、思いつきをマインド・マッピングし、それをそのままHTMLにエクスポートするという安易な方法でこのサイトを作っている。このソフトにはもっと多彩な機能があるのだが、当面はシネマノートをすばやく書くためにだけしか使っていない。
◆【2011-11-12】トップページに最近ノートを書いた問題作のポスター写真(そこをクリックすればノートに飛ぶ)を掲載することにした。なお、現在の★評価は5★が満点であり、「☆」は0.5点を意味する。

◆【2011-08-11】原発問題へのコミットメント、それから海外公演の準備のためもあり、ノートの執筆がかなり制限されていたが、そろそろ本来のペースに復帰できそうである。なお、その代わり、3月のページから「・・月気になる作品」を「・・月公開作品短評」に改め、ノートのうめあわせにしている。

◆【2011-01-15】★評価は、異論をぶっつけて来るひとが多く、対応が大変なのでやめたが、その後、異論よりも★評価がなくなったことを残念がる反応が多かったので、復活することにした。その代わり、異論に対する説明は、期待できないと考えてほしい。

◆【2011-01-12】cinema.translocal.jpサイトをcinemanote.jpサイトに統合。旧サイトへのアクセスは、新サイトへ飛ぶように設定したが、「雑日記」では若干問題が生じるおそれがある。最初からcinemanote.jpにアクセスしてくれれば、問題ない。なお、「雑日記」のデザインが、「裸形」になっているが、これは、今後、新デザインに化粧直しする予定。

◆【2010-12-12】cinema.translocal.jpというドメイン名が長すぎるので、cinemanote.jpというドメインを取得し、これを使うことにした。cinema.translocal.jpも当面使えるが、今後は、cinemanote.jp に一本化するつもり。もともと、「シネマノート」は、anarchy.translocal.jpサイトのなかにあったので、translocal.jpのドメインを継承していた。その後、アクセスが増え、サイトを独立させたが、アドレスはそのまま使った。ブックマークの書き換えをお願いしたい。

◆【2010-10-19】書きたくない、書きにくい、諸般の都合ですぐに書けないという作品は、これまで、画面に名前が載ったまま「リンク切れ」のような状態になったままだった。これを改善したいと思い、メモ的なコメントを簡単に載せる方法を検討した。JavaScriptで簡潔なプログラムを書いている人がいて、使わせてもらうことにした。まずは、9月号から、従来のリストを「レヴュー・インデクス」、今回のメモを「ショートメモ」としてページを書きかえてみたが、不具合はないだろうか? タイトルのところにマウスを持って行くとコメントが出るようになっている。「レヴュー・インデクス」の方は、従来通り、ダブルクリックすれば、下に並ぶ本文に飛ぶ。

◆【2010-07-05】一時中止し、復活させた★評価をまたやめることにする。★のコラムは、他で書いたり、あるいは本欄で書く機会を逸した作品の短評を書く場に使っていたが、そこに付された★だけで作品を判断し、「←リンク参照」の本文を読まずに、★数を信用したり、あるいは逆にわたしが付けた★数に不満をいだいてクレイムのメールを寄越したり(作品だから、不満もごもっともだし、メールはどんなものでも歓迎だが)するひとがいるらしいのだ。映画だから、基本は、観てみなければわからない。「シネマノート」は、本来、映画を観た人が読むためのものであって、これから見る映画のガイドではない。

◆【2009-12-07】写真は、これまで、公式サイトのトレイラーから適当なところをキャプチャーして掲載してきた。最初は、ドイツの「Movie Maze」で動画ファイル (QuickTime) をダウンロードし、キャプチャーした。が、だんだん、YouTubeにもトレイラーが載り、その画質がよくなってきて、こちらからキャプチャーした方が楽になり、そうするようになった。しかし、考えてみれば、それならば、YouTubeの動画をリンクした方が簡単だし、役に立つだろう。そこで、12月のページから、トップの画像は、YouTubeで探した動画のリンク画像とし、そこをクリックすればそのまま動画を見ることができるようにした。ダブルクリックすれば、YouTubeのサイトに飛び、大きな画面で見ることもできる。

◆【2009-08-01】上の方に、その月の「シネマノート」の舞台裏について短く書く「【月間の印象】」を加えた。ただし、発表は月末か翌月の初めになる。

◆【2009-07-12】工夫したつもりだったが、新デザインが不評で、何人かの熱心な読者の方から批判をいただき、もとのデザインにもどすことにした。作品ごとのページを作ってしまったので、まだ完成していない部分がある。このスタイルだと、トップページが重くなるが、ネットのスピードがあがったため、この程度なら大丈夫なのだろう。昔、インターネットの初期には、トップページは軽くするのが常識だった。いまでもこれを頑なに守っているのはGoogleである。が、問題は軽いか重いかよりも、変えないことなのだろう。10年たったら原型をとどめない日本の街並を批判しながら、ウェブデザインでは、その逆を実行してしまった。

◆【2009-04-17】全体のデザイン構成をかなり変えてみました。1月の改定では、「いま見たばかり」の面を復活させようとしましたが、やってみると、短文で書くのも、長文で書くのも、作品次第で、印象が深ければ、長文もすぐ書けるのでした。そして、たとえ短文でも、印象の薄いものや再考を要する作品に関しては、短文でもすぐには書けないので、このやり方は、あまり意味がないなと思ったのです。今後は、トップページでは、コメントを付けず、見た作品のタイトル、製作年度、監督などだけにして、そこから本文にリンクするようにしようかと思います。また、月別のページをやめ、作品1つに1ページをあてるようにしようかとも思っています。マンネリに飽き、しばらく休みを取ろうかなどと考えることもあります。同じことをいつまでもやっているのは馬鹿みたいですから。

◆【2009-01-01】トップページを新装しました。10年まえの出発当初は、「いま見たばかりシネマノート」とタイトルしていましたが、その後、1作品についての記述が長くなり、「完成」までに時間がかかったり、ときには掲載しないままになったりすることがあるようになり、不本意に思っていました。それを解消するために、とりあえず、短評を載せ、「本文」が完成した時点でリンク(「→詳細」と赤字で末尾に付く)を張ります。また、これまでトップページに置いていた「2005年以前に書いたノート」のリストは、別ページに移しました。オープニングの重さを解消するためです。

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